2016/07/12
ネブライザー
こんにちは、アスター動物病院です。相変わらず雨が降ったり晴れたり。梅雨も明けていないから仕方ないですね。
当院の駐車場では植物たちが少しずつ成長しています。今まで植物にはあまり興味が無かったのですが、やってみると面白いですね。毎日の成長が楽しみです。

さてさて。
今日は病院の備品を一つご紹介。
超音波ネブライザー・吸入器です。

ネブライザーは抗生剤や去痰剤などの薬液を細かい霧状にして放出します。
約5μmの小さな粒子が鼻腔の奥や気道に薬剤を運ぶことで、鼻水、くしゃみ、咳などの症状に効果があります。
(※病気の種類によっては、ネブライザーができないこともあります。)
人では霧の噴出口を鼻や口にあてて吸い込むことができますが、どうぶつは顔の近くに噴出口を持っていくと、どうしても嫌がってしまいます。
そこで、写真のようなボックスの中にどうぶつを入れ、ボックス全体を霧で満たしてしまいます。
そうすることで、ボックス内で呼吸をすれば自然に霧を吸い込むことができるんです。
1回にかかる時間は10分ほど。
溜まった鼻水も出やすくなり呼吸が楽になります。
子猫や子犬の風邪の時は、院内で大活躍するアイテムです。

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