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※歯科処置中の写真が出ます。






上顎よりも下顎のほうが長くなっています。


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クラス3の不正咬合です。乳歯も残っています(矢印)





そして、いけないのは・・


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下の犬歯が、上の切歯に当たって押し上げています。


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下の犬歯が本来よりも内側に、本来よりも前側に生えてしまったのですね。



こうなると歯が押され、削られ、痛みや炎症が起こってしまいます。

歯冠の摩耗が歯髄まで及ぶと、感染がおこります。



時期によっては、外科的矯正といって[1]、歯のを移動して治療することができますが、


この子はその時期を過ぎてしまっていました。



なので、

当たっている上の切歯を抜きます。


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犬歯の逃げ場を作ってあげる訳です。

抑制矯正[2]としての抜歯です。



抜歯をするのはかわいそう・・・
だけど、1日の我慢で将来的に続く慢性的な痛み、炎症から解放できます。




抜歯が必要なのか

抜歯までしなくていいのか


それぞれの子で状況が変わります。




[1] Amimoto,A Surgical correction for malocculusion.Canain Practice,1993
[2] 関根 弘 歯科医学大辞典第1版 1997






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※歯科処置中の写真があります。










歯石を綺麗に取った後に現れた、この部分


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レントゲンで見ると


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この歯は根っこが2本ある歯なのですが、片方の歯根(青)の周囲が、歯周病で吸収されています。

こんなに吸収したら抜歯しなければなりません。


が、・・・歯はぐらぐらしていません。


もう片方の歯根(オレンジ)は比較的綺麗で、しっかりしているからなんですね。



本来なら2根もろとも抜歯です。




が、

年齢の事、上の歯との兼ね合い、顎の骨の事など考えて、今回はヘミセクションという方法を取りました。



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分割して

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歯内療法を行い

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悪い歯根を除去して、残せる歯根を保存する。ヘミセクション。

少し特殊な処置です。




定期的な診察と歯根のチェックが必要になります。






長く保てるか、短期間で悪くなってしまか

定期検査とデンタルケアが鍵となります。







※手術中の写真があります。苦手な方はスルーしてください。






できもの・腫瘤には良性のものと悪性のものがあります。




良性っぽいし、麻酔してまで取らなくていいや・・




という気持ちもわかります。

実際に高齢の子や、麻酔リスクが高い子は、条件付きで経過観察をする子もいます。





ただし、



・いまは良性腫瘍でも悪性化する場合がある。

・良性腫瘍でも、大きくなりすぎて生活に支障がでる場合がある。

・大きくなりすぎると、全部取れなくなる場合がある。

・そもそも良性と思ってたのに悪性だった可能性もある(確率の問題)



といった心配があることも

頭の片隅に置いておいてください。


なるべくなら、十分な余裕をもって切除し

必ず病理検査に提出する   が、理想です。


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良性腫瘍も大きくなると結構大変です。




場所や状況次第では、切除以外の方法も考えられます。




良性、だから安心、

ではないのでご注意を。





お洋服を着て


ちょっとオシャレしてご来院の・・


・・・









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ずずーん!

お洋服、似合ってます。





しかしこの子も


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眼がやられております。

周囲まで色が変わっております。



幸い、食欲と元気はあるとのことで

抗生物質と抗炎症剤、ビタミン剤の処方です。




余談ですが、

爬虫類には虫などの生き餌をあげることがあります。

虫の必死の抵抗か、たまたま固い部分が当たったか、

眼をやられたり、食道に傷がついたりすることもあるそうです。



フトアゴヒゲトカゲさんの

回復力に期待しましょう。





朝夕の空気も、昼間の快晴も


すっかり秋です。


当院の犬院長、チャイさんは金峰山デビュー。




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山頂に柴さんいたねー。